プリントTシャツができるまでシルクスクリーンは意外と奥が深い
プリントTシャツといえば ”シルクスクリーン”
実際どのような方法でプリントを行なっているのか。
制作の流れを見学してみましょう。
その1〜製版〜
版を作る製版は、光が当たると固まる特殊な化学物質である感光乳剤を使います。
デザインがない部分には紫外線をあて固める。
デザイン部分には影を作り、紫外線を当てない様にして乳剤を固めない。
という様な作業で作りますが、簡単に聞こえるかもしれませんが
これまたが難しく紫外線の強さ、乳剤の固まる時間、影と紫外線の密着度を知る事が欠かせません。
その2〜手作業での印刷〜
その3〜手に掛かる陰圧〜
手作業で印刷を行う場合によく使われているシルクスクリーン
意外とコツのいる作業で、力加減・スピード・版を合わせる正確さなどが求められるため専属の職人が担当しています。
インクの粘り気の強さで力加減が変わる
インクの性質で刷るスピードを変える
仕上げるスピードでインクの出方が変わる
生地によってインクの種類を変える
デザインによっては
(湿度や室内温度も管理しています)
その4〜仕上げ〜
Tシャツを作る人達にとって出来上がりはとても緊張する瞬間でもあり、楽しみにもなります。
頭では想像していた作品と、仕上がりのイメージは異なる事が多いからです。
デザインを生地に載せた時のワクワクは、物作りする人の特権かもしれません。
うまくいった時の高揚感、期待、達成感はとても大きなものです。
この喜びを求めて日々モノづくりをしているかもしれません。
出来上がりを見ることに、生み出せる喜びを感じます
私達はまずは自分たちが納得いくものを作ることを大切に考えています。
Tシャツは製作に何年関わっていたとしてもインクを載せた後に商品の顔がわかる。
仕上がりイメージは頭で分かっていても納得できない事もあるし
意外なところから、生地とプリントの相性が出ることもあります。
実際にインクを載せて仕上げて見ないと商品になるかどうかわからない、
それがTシャツの大変なところです。
けれどそれこそがTシャツ作りの一番楽しいところ。
そんな試行錯誤を繰り返してきたシンプルさの中にこだわりが映したプリントTシャツ
このような過程で一つ一つ丁寧に制作しております。ぜひ、あなたの好きなファッションの中に取り入れてみてください。